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お子様の習い事にも認知症予防の脳トレにもそろばんがおすすめ!各務原市の「各務原珠算研究会」までどうぞ

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お子様の習い事にも認知症予防の脳トレにもそろばんがおすすめ!各務原市の「各務原珠算研究会」までどうぞ

2023/05/17

全体を見る力

岐阜県各務原市のそろばん教室、各務原珠算研究会です。

前回から間が空いてしまいました…
文章を書くって大変ですね〜
子どもの頃から作文は大好きなんですが、結構体力使います。
いや、頭を使っているのかな?
でも、書き切った後の疲労感は、運動をした後のものと似ている気がします。

さて、本題。

そろばん式暗算は、そろばんを頭の中にイメージして、頭の中のそろばんの玉を動かしながら計算するものです。
見取暗算(足し算・引き算の暗算)は、数字を提示された順に足したり引いたりして答えを求めていきますが…

例えば、






ーー
24

こんな暗算の場合。
まあ1ケタの暗算なんで、上から順に足して行っても大したことないのですが、

8+2=10
1+6=7だから、7×2=14
10+14=24

こんな風に考えると、より簡単に答えを出すことができます。

計算工程を分解して書くと、面倒なことをやっているように見えてしまいますが(汗)、しかも見取暗算で掛け算使うんかーい!というツッコミもあるかと思いますが、「しちにじ ゅうし」なんてかけ算九九ですから、掛け暗算のうちに入りません。(と、私は思っております)

最初は「めんどくさ」と思うかもしれませんが、慣れると問題をパッと見た時に「どことどこを先にまとめたら計算が簡単になるのか」を瞬時に見つけられるようになりますので、2ケタを3〜4口ぐらい計算する暗算には結構便利だったりする方法です。

以前、小学校の先生に「そろばんができる子は、工夫して計算することを考えない」と言われたことがありました。
繰り上がりや繰り下がりがある計算も、ちゃっちゃとやれてしまうのが「そろばんキッズ」の特徴です。
だからこそ、その先生が言うように「工夫しない」のも、そろばんキッズの特徴なのかもしれません。

できない時、間違えた時、間違えやすいパターンがある時、1つのやり方にこだわらず、柔軟に考えることも大切。
見取暗算の問題は、途中の繰り上がりや繰り下がりで、あえて間違えやすいように作られているものが混じっています。
練習として確かにそれは大事なことなんですが、暗算に取り組む子どもたちは、そろばんである程度の級を取っているわけで…
だったら、暗算は「全体を見てより速く正確に計算するトレーニング」にしても良いのかなぁ、と。

そろばんは集中力がつくと言われます。
もちろん目の前のことに集中する力は大切ですが、同時に「全体を俯瞰する力」も同じぐらい大切。
そろばん教室でも「能力のバンランス」を考えながらやっていきたいと思うのです。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!

全体を見る力
全体を見る力

2023/04/28

大人こそ「ワーキングメモリ」を鍛えよう②

岐阜県各務原市のそろばん教室、各務原珠算研究会です。

前回は、認知症を予防するためにも「短期記憶」をフル活用しましょう、というお話をさせていただきました。
が、もう少し踏み込んで、「ワーキングメモリ強化」についても触れておきたいと思います。

え?短期記憶とワーキングメモリって、同じじゃないの?
そう思われた方もいると思いますが、ちょっと違うんですね。

短期記憶とは、情報を数秒〜数分覚えている力のことを言います。
一方、ワーキングメモリは、一時的に記憶した情報をもとに何らかの行動や処理を行うところまでを指しています。

例えば…
『スーパーに行ったら、あれとそれとこれを買ってこよう』ていうのは、短期記憶です。
『この材料を、その調味料を使ってこんな手順で料理しよう』ていうのは、ワーキングメモリですね。
2つ以上の情報を順序立てて実行する能力とでもいいましょうか…。

ワーキングメモリが劣化すると起きそうな事例を挙げると、
うどんを作ろうと思って鍋を火にかけて、ねぎを刻んでいるうちに鍋のことを忘れてしまう
そんな感じですね。
これも認知症の代表的な症状で、”実行機能障害”と呼ばれます。

医学の進歩や栄養状態の向上によって、世界的にヒトの寿命は長くなりました。
日本人は、その国民性から元々の生活習慣が良いのでしょうか、今や世界一の長寿国です。
しかし、寿命の伸長に脳の健康寿命は追いついていないようで、認知症などの脳障害は増える一方。
脳トレだけが予防の手とは言いませんが、寿命が伸びた分、長く使える脳を保つためのトレーニングは、幸せな一生を送るための必須課題ではないでしょうか。

そろばんやそろばん式暗算には、短期記憶やワーキングメモリをフル活用する要素が満載です。
興味が湧いた方は、ぜひお近くのそろばん教室を訪ねていただきたいと思います。
あ、岐阜県にお住まいの方は、ぜひ一度「各務原珠算研究会」へ!

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!

大人こそ「ワーキングメモリ」を鍛えよう②
大人こそ「ワーキングメモリ」を鍛えよう②

2023/04/24

大人こそ「ワーキングメモリ」を鍛えよう①

岐阜県各務原市のそろばん教室、各務原珠算研究会です。

「そろばん」と言うと、どうしても『子どもの習い事』と思われがちですが…
子どものものだけにしておくのはもったいない!
と、私は声を大にして言いたいです。

前回、ワーキングメモリを鍛えることでできるようになるものとして
・2つ以上の指示を聞いて順番に実行する
・先生の話を聞きながらノートを書くなど、異なった作業を同時に行う
・今していることを一時的に中断して他のことを行い、終わったら元の作業に戻る
この3つを例として挙げたわけですが、「認知症」の初期症状は、こういうことができなくなる状態だったりします。

認知症の代表的な症状は「記憶障害」です。
つい数分前の些細なことが思い出せないことが頻繁に起こるわけですが、これは認知症の記憶障害が『短期記憶の衰え』から始まるからです。
短期記憶とは、特に必要なければ数秒〜数分で消えてしまう記憶のことですが、短期記憶に止まっているうちに上手く整理された情報は、『長期記憶』に形をかえ、ちょっとやそっとじゃ忘れない”定着した記憶”になります。

【記憶】は、全て短期記憶に一旦プールされてから「長期記憶(定着)」か「忘れる」に分かれるのです。
だから、短期記憶が障害されて、そもそも短期記憶の情報がプールされにくくなった認知症高齢者は、「昔のことはよく覚えているけれど、最近のことは覚えていない」という状態になるのです。

脳の老化は30代から始まると言われていますので、大人ほど「短期記憶」を意識的に使い、ここが劣化していくのを予防する必要性があると言えそうです。

スマホのない時代だったら、親しい友達や大切なお取引先の電話番号、5〜10件ぐらいは覚えていましたよね?
今や、そんな必要もなくなりました。
ということは「脳を使っていない」ということです。
便利さにかまけていると、脳は老化する一方です。

脳トレとして『そろばん』や『そろばん式暗算』は、とても有効です。
暗算が良いことはもちろん、そろばんで3〜4桁程度の計算をしていると、左右両方の脳の血流が良くなるという研究結果もあります。

そろばん、子どもから大人まで良いこと満載です。
もっともっと、たくさんの人に「健脳」のためにやって欲しいものです。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!

大人こそ「ワーキングメモリ」を鍛えよう①
大人こそ「ワーキングメモリ」を鍛えよう①

2023/04/18

そろばんはなぜ脳トレになるのか③

岐阜県各務原市のそろばん教室、各務原珠算研究会です。
前回の予告通り、今回はそろばんと「記憶」の関係について書いていきます。

そろばん式暗算(イメージ暗算)とは、どんなものかご存知ですか?
例えば、

 35
 23
 47
+12
ーーーーー

↑こういう足し算の場合。

学校で教えてもらう「筆算式」だと、まず1桁目の「5+3+7+2=17」を計算して "7" だけ解答欄に書いておきます。
次に、繰り上がった10も含めて「10+30+40+20+10=110」となり、先の"7"に2桁目・3桁目の計算結果を書き足して『117』という解答になります。

一方、そろばん式暗算では
「35+23=58、58+47=105、105+12=117」
といった具合に、2桁同時に足して計算結果を求めます。
計算する桁数が増えても、計算の仕方の基本は同じです。

つまり、筆算は桁数が増えると上下往復しながら計算する回数が増えるのですが、そろばん式暗算は何桁になろうと上から下まで1回見て答えが出るわけです。
『そろばん式暗算は世界最速の暗算法』と言われる理由は、ここにあります。

さて、ここからが「記憶」のお話。
複数の桁を一度に足していくわけですから、先ほど書いたように、計算過程を一時的に頭の中にプールする必要が出てきます。
35+23=58 と計算したら、「58」を記憶して、そこに「+47=105」、「105」を記憶したところに「+12」をして答え117を求める。
こんな感じの脳の働きになります。

このように、必要な情報を一時的に保存して処理していく脳の働きを「ワーキングメモリ」と呼びます。
この「ワーキングメモリ」は、学校や職場、日常生活など、私たちが生きていくあらゆる場面で必要なものです。

・2つ以上の指示を聞いて順番に実行する
・先生の話を聞きながらノートを書くなど、異なった作業を同時に行う
・今していることを一時的に中断して他のことを行い、終わったら元の作業に戻る

ざっと挙げるとこんな感じですが、特別なことではなくよくあることです。
が、ワーキングメモリが弱いと、これらの作業がスムーズに行えず、日常生活や学校、仕事に大なり小なり支障が出ることがあるのです。
逆に、ワーキングメモリがうまく使えると、いわゆる「マルチタスクタイプ」として活躍する場面が増えそうです。

子どもの脳が発達する時期に「そろばん式暗算」でワーキングメモリを鍛えていけば、社会に出てからも役に立つ「一生モノの脳」ができるのでは。
幼少期の習い事にそろばんをお勧めしたい理由のひとつがこれです。

はい、「理由のひとつがこれ」なので、おすすめしたい理由は他にもたくさんありますよ〜!
このブログで、少しずつ紹介していきますね。

その前に、この「ワーキングメモリ」を鍛えるそろばん式暗算を、大人にもおすすめしたい理由をお伝えしたいと思います。
が、長くなりましたので、それはまた次回に。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

そろばんはなぜ脳トレになるのか③
そろばんはなぜ脳トレになるのか③

2023/04/17

そろばんはなぜ脳トレになるのか②

岐阜県各務原市のそろばん教室、各務原珠算研究会です。

「そろばんをやると右脳が活性化される」
こんな話を聞いたことがある人は多いと思います。
右脳は「イメージや想像力の脳」ということは、今やよく知られるようになりました。

そろばんの経験がある人が暗算をする時に、まるでそろばんの玉を弾くように指を使って計算したりします。
その時、頭の中には「そろばん」の映像が浮かんでいて、そろばんを使った計算が頭の中で行われています。
これを『そろばん式暗算』とか『イメージ暗算』と言います。
さらに、そろばんやイメージ暗算に慣れてくると、指を動かさなくても頭の中の玉を動かすイメージを描くことができるようになります。

一方「数を処理すること」は、左脳の得意分野です。
そう考えると、そろばん式暗算は『右脳と左脳の両方を使っている』と言えそうです。
筆算で行う計算が右脳を全く使っていないというわけではありませんが、そろばん式暗算の方がより積極的に右脳を使っているということです。

そして、意外と見落とされがちなことが「右脳は記憶力を司っている」ということです。
そう、記憶力は右脳の働きなのです。
例えば、観光地の情報を文章で読むよりも、実際に行った方が記憶に残りやすいです。
当たり前じゃん! と思うかもしれませんが、「情報を文章で読む」は主に左脳を、「実際に体験する」は主に右脳を使っているのだと思うと、五感を使って右脳を刺激することが記憶力に影響していることが分かります。

だとすると、右脳を使って計算した時の方が、「記憶」という点では学習効果が高くなるんじゃない?
なんて思っています。
(私は学者でも研究者でもないので、あくまで私の感覚値の話ですが)

左脳優勢がいいとか右脳優勢がいいとかいうことではなく、どちらもバランスよく鍛えることが重要です。
『そろばん』や『そろばん式暗算』は、左右の脳どちらもバランス良く鍛えてくれる "脳トレツール"として優れているなぁ、と思います。
どうでしょう?そろばんの魅力、伝わりました?

さて、右脳は記憶力に影響すると言いましたが、次回はこの『記憶』とそろばんの関係について掘り下げてみたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

そろばんはなぜ脳トレになるのか②
そろばんはなぜ脳トレになるのか②