2023/04/16
そろばんはなぜ脳トレになるのか①
岐阜県各務原市のそろばん教室、各務原珠算研究会です。
「そろばんて、いいんだよね」と言ってくださる方の多くは
・指先を使うから
・右脳を使うから
と思っていらっしゃるようです。
大正解です!
が、それってどういうこと?
について、もう少し詳しくお伝えしていきましょう。
まず今日は「指先を使うとなぜいいのか?」について。
日常生活の中で「なにそれ?ちょっと触らせて!」というシチュエーションになった時、あなたは体のどの部分を使って、その物体に接触しますか?
「手」ですよね。
足を使ったり、二の腕のあたりで触れてみたり、いきなり顔を近づけて頬を当ててみたり、そういう人はいないと思います。
柔らかいタオルに「ふわふわ〜♡」と頬ずりする人はいますが、その前に「手」で触って確認してから、『これは安全だ』『これは頬ずりしたら気持ちいいに違いない』と判断した上でのこと。
未知のものに対して、最初に頬で触れてみる人はいないでしょう。
つまり「手」や「指先」は、体の中で最も繊細かつ正確に『物』を感知できる感覚器だと言えそうです。
触覚情報は脳に送られて、脳の中で「これは〇〇だ」と認識されるわけですから、指先や手を使うほど脳に送られる情報が多くなり、その分脳が使われることになるのです。
足の裏にもツボがたくさんあって、歩くとかツボ押しをすることで足裏を刺激するのも脳に良いと言われますが、体の各器官と脳への影響を表した「ホムンクルスの脳地図」というものを見ていただくと、手・指が脳に大きな影響を与えていることが一目瞭然です!
(興味ある方は「ホムンクルスの脳地図」でググってみてくださいね)
そんなわけで、指先を多用する「そろばん」は、脳に良いと言えたりするんですが、それならピアノでもパソコンの入力でもいいんじゃね?て話ですよね。
ごもっともです。
ですので、この次は「そろばんが右脳に与える影響」についてお伝えしていきます。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
2023/04/12
脳に負荷をかける
岐阜県各務原市のそろばん教室、"各務原珠算研究会"です。
みなさんは、仕事や普段の生活で「計算」が必要になったとき、どうしていますか?
・スマホについてる計算機を使う
・パソコンがあればExcelを使う
このあたりがスタンダートですよね。
いきなりカバンの中からそろばんを取り出して計算する人なんて、いないでしょう。
いえ、それが当たり前です。
(カバンからそろばん出す人がいたら、全てのスケジュールをキャセルしてでも、個別に小一時間ぐらいお話を伺いたいです!)
AIによる自動化がかなり進んだ現代。
労働人口が減少している日本では、自動化・省人化は必要不可欠です。
ヒトがやらなくて済むことは、ロボットや機械にやってもらった方がいいのです。
計算に至っては、ヒトがやるよりもロボットやアプリにやってもらった方が遥かに速くて正確だったりします。
そろばん塾の先生ですが、そこは否定しませんよ。
じゃあ、なぜ今「そろばん」なのか。
それは、『便利な時代だからこそ、意識的に脳に適度な負担をかける必要がある』と思うからです。
世の中にある全てのモノに共通して、”使わないものは退化する” という法則があります。
例えば、暗くて光の届かない海底に住む深海魚は、視力が退化しています。
そもそも周りが見えないので、視力が良い必要がないのです。
ヒトも、直立二足歩行をするようになったため、犬歯が退化したそうです。
犬歯は、相手と戦いになった時に、その鋭く尖った歯で噛み付いて相手にダメージを与えるためのもの。
でも、二足歩行で他の動物より頭の位置が高くなったことで、首に噛みつかれて致命傷を受ける可能性が低くなり、さらに両手で武器を持つことができるようになったおかげで「噛み付いて戦う」という行為そのものが不要になった。
それが犬歯の退化に影響しているという研究データがあります。
ま、要するに「使わないものはサビる」ってことです。
だから、便利な時代に生きる私たちは『脳を使う機会』が圧倒的に減っている可能性があるのです。
使わないものは退化するのですから、脳を使っていなければ脳が退化していくってことになります。
それ、だいぶヤバくないですか?
「思考すること」は、ヒトの持つ大切な価値のひとつです。
自動化・省人化による「便利な社会」は、私たちに余裕や豊かさを提供してくれると同時に、「思考」という価値の損失につながっているのでは。
これが、私の感じている危機感の一つです。
そして、それを解消するひとつの方法として、そろばんがもつ「脳トレ効果」があると考えています。
自動化の時代に、あえて自力で計算することは、時代の逆行ではなく「ヒトらしい思考力を維持・成長させるための機会」と考えることができると思いませんか?
便利な時代だからこそ、意識的に「脳に適度な負担をかける」
子供たちの知能を伸ばすだけでなく、全ての人が『健康な脳』で人生を過ごすために必要なことだと感じています。
2023/04/11
そろばんは文化?
こんにちは。
岐阜県各務原市のそろばん教室 ”各務原珠算研究会” 代表の中村亜綺です。
私が代表を継いで、1年ちょっと経ちました。
そろばん塾を継ぐまでは、13年間「キャリアコンサルタント」という仕事をしていました。
大学や専門学校で就職支援講座の講師をしたり、企業さんの若手採用のお手伝いをしていましたので、その頃の知り合いや仕事仲間に「そろばん塾を継いだ」と言うと、とても驚かれるとともに、こんな反応が返ってきます。
「そろばんて、なんかいいんだよね?」
ところが、「そろばんは、なぜいいんだと思う?」と突っ込まれて、答えられる人はほとんどいません。
んー…
某番組ではないですが、○○ちゃんに叱られそうです。
「そろばんは日本の文化だから、残さないとね。」
と言う人もいますが、私は文化を残そうと思って継いだわけではありません。
(なんなら、そろばんは中国から入って来たと言われていますので、日本の文化ではありません・笑)
なんとなくいいような気がするけど、なぜいいのかが分からない。
文化は大切にした方がいいけれど、それは自分のやることじゃない。
なんか、このあたりが「そろばんを習う」というアクションの障壁になっているんだろうなぁ、と思う今日この頃。
私自身は『脳トレ』ツールとして、子供の能力開発や高齢者の認知症予防などに影響があると踏んでいます。
そろばんは過去の遺産ではありません。
そろばん・ナウですよ!
というわけで、このブログでは、しばらく『そろばんをやると何がいいのか?』について、私自身の経験や感覚を踏まえてお伝えしていきます。
よろしくお付き合いくださいませ。
2023/03/08
そろばんなんて昔の話…
そう思っている方注目!小さなお子様の習い事としてそろばんをおすすめする理由があります!
岐阜県各務原市を拠点とする“各務原珠算研究会”は、楽しくそろばんを学べるそろばん教室です。
現代では入試制度も変わってきたように、ただ勉強ができるということだけではなく、高いコミュニケーション能力や情報の処理能力などを兼ね備えた「地頭の良さ」が求められています。
ワーキングメモリ(短期記憶)、マルチタスク能力、論理的思考(左脳)、直観的思考(右脳)も鍛えられるのがそろばんです!
計算が速くなるだけではなく、頭の中でそろばんの玉をイメージして行うことで脳が活性化され、さまざまな面で脳が育まれていくのです。
就学前のお子様から、認知症予防のために脳トレをしたい高齢者の方まで通っていただけるさまざまなコースをご用意。
タブレット端末でゲーム感覚で遊びながら楽しく学べる『そろタッチ』も導入していますので、ぜひお子様の習い事のひとつとしてそろばんをご検討ください!